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↑台形型の「土塀板」も再現
↑ 提灯2灯を手作り
↑ 木彫りの仁王像が睨みをきかせています
↑ カットした屋根材と はめ込み垂木材2面
↑ 7灯によるライトアップ 正面側
↑ 正面側からの照明を背面から見ると 南大門を支えるスタッフ 大集合ー!
***ご覧いただきありがとうございます***
★現在の「東大寺南大門」(国宝)は 1199年に重源上人によって再建されたものです。 800年あまり厳しい自然の中を生き延び その雄々しき姿を今に伝えています。 直径1m長さ21mの通し丸柱に縦横に貫をめぐらし、組物や肘木を多用してがっちりと固めてあります。 我が国最大の山門です。
門に入って上を見上げると自分が小さく感じられます。 その高さに圧倒されるとともに構造が手に取るように迫って来ます。 この南大門を忠実に再現し、「構造モデル模型」として初めて商品化したのが小林工芸です。
昨年秋デアゴスティーニが数量限定で販売したこのすばらしい1/70キットに様々に手を加え 南大門の構造を余すところなく理解できるように仕上げました。
日本の貴重な文化遺産を 心ゆくまでご堪能いただければと思います。
《作品の解説と見どころ》
*多様なパターンで構造が楽しめます 上下屋根の一部をカットし、上屋根を取り外し可能にしたため多様な楽しみ方が実現しました ①正面上屋根の一部瓦なし この時背面は下屋根一部瓦なし ②①に垂木部材をはめ込む 背面も垂木材をはめ込む ③屋根を反対に取り付け 背面上下屋根一部瓦なし ④③に垂木材をはめ込む ⑤垂木材を外し 切り取った上下の屋根材をはめ込み元にもどす ⑥上の屋根を外す
など遠くからではなく間近に見ることができます
*18本の柱の上に乗る「梁(はり)」は 両面テープでとめてありますので 外しますと柱と貫が交差する様子などが手に取るようにわかります
*部品・部材はすべて入念にペーパー掛けしてから組み立てています 部品は実物と同じようにヒノキ材を使用していますので 木肌がきれいでしっとりとしています 本体は屋根以外はいっさい塗装していません そのままの木肌の美しさを味わってください
そして年月を経るごとに”あめ色”へと木肌が変化していくのも楽しみのひとつです
*本体は 基壇に接着してありません はめ込み式です 基壇から取り外して 下から見上げることもできます ・照明灯はすべて基壇に設置してあります
*キットに付属 ・東大寺の守護神「金剛力士像」(阿形 吽形の2体)は楠 木彫りです(高さ約12㎝ 実物は8.4m) 工芸うるし「鎌倉赤」で塗装しました ・2体の「狛犬 獅子像」は金属製でゴールド塗装 ・「鹿3頭」は着色(金属製)
*手作り ①切断した屋根瓦部分 はめ込み式「垂木材」(上下2枚) ②「提灯」2灯 実物画像を見て忠実に再現(高さ83㎜) ③本体左側側面にあります台形型の土塀板(高さ57㎜ 両面テープでとめてあります) 再建時は門の両側に「土塀」がめぐらされていた名残です ④門の中央部分の横木を乗り越えるために置かれた石段(6か所)
*ライトアップ 南大門は年間を通して日が暮れると常夜灯が点灯します 本作品にも7灯(5㎜球2個 3㎜球3個 チップ球2個)のLEDライトを取りつけました 部屋を暗くしてゆったりとしたひと時をお過ごしください
電池ボックス(スイッチ付き 単三2本付)は 飾り台内部右側に取り付けてあります
*大きさ ・全高 415㎜(飾り台含む) ・飾り台 巾 650㎜ 奥行 410㎜ 高さ 33㎜
*付属品(まとめて) ①垂木材2枚 ②屋根材2枚 ③「金剛力士像」2体 ④「狛犬 獅子像」2体 ⑤「提灯」2灯 ⑥「鹿」3頭 ⑦毛筆手書き名札 ⑧木工ボンド速乾
※梱包について 無事作品をお届けできますよう丁寧な梱包を心掛けています 万一部品の外れなどありましたら 修復の方ご協力をお願いいたします
なお作品の「取り出し方」や「組み立て方」、付属品についての「説明書」を付けてありますので ご安心ください
※送料について ・全国一律 (ゆうパック予定)
<アクリルケースについて> ・ご希望の方は「取引ナビ」にてお知らせください
◎巨大な18本の柱を中心に 貫を何重にもめぐらし、その勇壮な骨格をそのままに屋根裏まで吹き抜けに 重源上人が宋から学び発展充実させたこの工法は 「大仏様(だいぶつよう)」と言われます その原点ともいえる現存の建造物が「東大寺南大門」です 800年前の建築様式を今に伝える南大門 大風で倒壊した創建時の南大門の教訓は 生き続けています そして「大仏様」と言われるこの工法は 現代の建築にも生かされています 倒壊を乗り越えた高さ25m巾12mの巨大な門の構造が この模型でより身近なものになりました ★☆★ご活用ください☆★☆
〈参考文献〉
・小説「南大門の墨壺」(岩井三四二著 講談社)・不滅の建築5 「東大寺南大門」(1988年 毎日新聞社)・「木に学べ」(西岡常一著 小学館文庫)